LOCATION -前田建設ファンタジー営業部 ロケ地マップ-

ファンタジー営業部に力を貸してくれる会社の撮影は、関東近郊から長野県まで様々な現場で行われました。各現場での撮影は実際の企業や工場が使用され、作業員や社員の方々にもエキストラとしてご参加いただきました。

前田建設工業光が丘本社のオフィス「J.CITY」

映画本編において度々登場する会議室などオフィスでのシーンの撮影は、練馬区光が丘にあるオフィスビル「J.CITY」で行われました。
2003年を舞台とした本作に合わせ、PCや携帯電話などのセットはもちろん、企画書などの書類は、前田建設工業さんの全面協力により細かなディテールに至るまで当時のものを用意いただき、ファンタジー営業部の活躍の拠点となる「会議室」は撮影のために実際のオフィスの真ん中に新しく設営されました。

会議室のシーンの撮影といえば、広報グループのメンバーを巻き込んでいく「アサガワ」を演じる小木博明さんの予測不可能な演技は、初日から大いに発揮されました。随所にアドリブなどが交じるお芝居は、高杉真宙さん演じる「ドイ」、上地雄輔さん演じる「ベッショ」、岸井ゆきのさん演じる「エモト」、本多力さん演じる「チカダ」など他の共演者にも日に日に影響を与え、和気あいあいとした現場が出来上がっていきました。当初の設定と少し違うキャラクターになってしまったような方もいらっしゃいましたが、撮影を終えた皆さんはクランクアップのインタビューの際、笑顔で「とても楽しい現場だった」と答えていただき、本作のテーマであり魅力でもある「優しさ」が撮影の現場にも溢れていました。

広瀬1号トンネル

あまり日常生活で聞き慣れない「掘削」という言葉が本編では何度か登場します。その「掘削」の現場シーンは、福島県のいわき市と田村市をつなぐ県道吉間田滝根線広瀬1号トンネル工事(発注:国土交通省 東北地方整備局)(以下、広瀬1号トンネル)で撮影が行われました。当日、爆薬を使った発破という一風変わったお出迎えから撮影は開始。ドリルジャンボを始めとした大型重機がトンネルを掘っていく様は圧巻の一言で、念入りに重機や実際に働く作業員の方々を撮影させていただきました。

二日間に渡り行われた広瀬1号トンネルでの撮影は、どの現場よりも印象に残ったという出演者やスタッフも多く、開通前のトンネルに足を踏み入れるという貴重な経験に一同感動!

前田建設工業さんの全面協力により撮影を行うことが出来たトンネルの掘削シーンは、実際の現場を撮影させていただくことで、圧倒的な迫力と共に、細部にまでこだわったディテールがより強固なものとなりました。

前田建設工業 ICI総合センター

「前田建設工業 ICI総合センター」でも撮影は行われました。前田建設工業 ICI総合センターは茨城県取手市にそびえ立つまるで本当にマジンガーZに出てくる「光子力研究所」のような建物です。2019年2月にオープンされたばかりのその建物は、とても綺麗でまさに最先端の技術が開発されている現場であることを感じさせられました。
劇中で町田啓太さん演じる「ヤマダ」の仕事場は、実際の研究室で撮影され、様々な機械類はもちろん、それらの操作は実際の研究員の皆様によって行われました。
開口一番から専門用語が飛び交う長台詞が印象的なヤマダですが、そのシーンを見学していたICIで働く社員の方々が「まるでここで働いている人のようだ」と仰るくらい、英勉監督を始め、現場の多くのスタッフが町田さんの演技に驚きました。町田さんの名演技に注目です!

前田建設工業 旧技術研究所

主に「会議室」や「オフィス」などの撮影が行われたオフィスと同じく、光が丘に少し歴史を感じさせる佇まいが印象的な前田建設工業さんの「旧技術研究所」では、六角精児さん演じる「フワ」が出演するシーンの撮影が行われました。六角さんは、ダムのスペシャリストと呼ばれるフワというキャラクターを演じるにあたり、改めてダムの勉強を熱心にして挑まれたそうです!フォグが焚かれた機械グループの部屋に登場したフワは、台本にあるキャラクターがそのまま現れたかのようなとても繊細な演技が際立っていました。

また、旧技術研究所では、本編でも何度か登場するトイレのシーンの撮影が行われました。このシーンには驚きのスペシャルゲストも出演しています!ぜひ本編でご注目ください。

日立造船

千葉にある日立造船柏工場では、高橋努さん演じる「ノミヤ」が登場しました。撮影本番では、実際の機械を動かしての撮影となり、マルチカメラを多用。高橋さんの迫力ある演技に注目です!

栗本鐵工所

品川の栗本鐵工所東京支社のオフィスでのシーンでは、濱田マリさん演じる「ホリベ」が登場しました。実際の現場を使いながらも少し手を加えさせていただくことで、登場人物が浮かび上がりやすい画作りが行われました。セットとして制作した企業ロゴのプレートは、今も貼られたまま残していただいているそうです。

前田製作所

長野の前田製作所では、鶴見辰吾さん演じる「タザキ」が登場します。映画の撮影のために特別に並べていただいた重機は迫力満点!実際の点検作業もシーンのバックで行われ、リアリティのある場面となりました。

その他に長野県では、「しなの鉄道」での撮影も実施しました。早朝から列車を貸し切って行われた撮影は、戸倉から軽井沢往復の1時間というタイムリミットの中で行われました。独特な緊張感の中での撮影ではありましたが、大きなトラブルもなく、天候にも恵まれ、車内には朝日が差し込み、とても爽やかなシーンへと仕上がりました。

⻑島ダム(管理:国土交通省 中部地方整備局)

静岡県川根本町の「長島ダム」でも撮影が行われました。長島ダムは国内で2000以上あるといわれるダムの中でも42番目にダム高が高く、100mを超えている大規模ダムです。公園やキャンプ場もあり、生活圏に設置された少し個性的なダムでもあります。当初予定していた撮影が雨など天候の影響により延期となり、いよいよ最終日という中での撮影でした。

ドローンによる俯瞰での実景や、ダム内部での撮影も行われました。内部での撮影は、多くの台詞が追加され、六角精児さん演じる「フワ」がダムの設計を説明しながら進んでいくシーンは、ドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティのある撮影となりました。
トンネルなどでの撮影同様、ダムも撮影時間に制限がある中での撮影とはなりましたが、英勉監督をはじめとした多くのスタッフによるスピーディかつ的確な判断により、現場はアクシデントなどもなくスムーズに進んでいきました。

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